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「スラムダンク」桜木花道と三井寿に共通する魅力は「大好きなスポーツをやりたい」気持ち【ネタバレあり】

      2016/02/18  13,343 views 

先日紹介したスラムダンクのネタバレつき紹介行きます。

スラムダンクの最大の良さはやっぱり主人公である桜木花道の成長だと思うので、その辺りからぼちぼちと…。

単純に自分が好きなキャラクターだけ書いていきます。

スラムダンク (31) (ジャンプ・コミックス)

何回でも読み返したくなる名作です。

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主人公桜木花道の魅力

スラムダンクの最大の魅力の一つが、馬鹿ヤンキーである桜木の成長にあると思うので、ともかくそこから書いておきます。

Slam dunk―完全版 (#1) (ジャンプ・コミックスデラックス)

髪を赤に染めてリーゼントと言う典型的なヤンキーな風貌である桜木。

純粋さも持つ定番のバカヤンキー

主人公である桜木花道は身長189cmと言う恵まれた体格を持っているが、中学時代はただの馬鹿ヤンキーだった。

ただ性格は結構純粋で、女性に連続でフラレまくると言う可哀想な子。また女性と話すのも苦手で、女性の前に行くと顔を赤らめて上手く喋れない性格をしている。

これは結構実際のヤンキーにもありがちな性格で、元々小学生の頃にガキ大将をやってた子が、そのままツッパってしまいバカヤンキーになってしまうとこうなる事が多々ある。

桜木の場合は「力を持て余しているけど、何にぶつけて良いかわからない」パワーが有り余っているタイプのヤンキーになります。

ちょっとヒネくれてしまった事と、体格が優れてしまったが故にすぐに暴れてキレる所がある桜木ですが、中身は子供そのまんまになっています。

その結果、初期ではキレた桜木を止められるのは桜木より更に体格が良いバスケ部キャプテンの赤木剛憲、もしくは桜木が惚れている赤木晴子、桜木の苦手な女性であるマネージャーの彩子さんぐらいだった。

でもキレたらゴリにでも逆らう桜木花道(しかも本気を出したら案外ゴリともある程度はやり合えそうなぐらい強い)ですが、徐々に人に逆らわなくなっている事が後半に入ると見えて来ます。

先輩やスタメンには逆らわない桜木

師匠であり実は慕っている赤城に対しては当然として、三井寿に対しても桜木は何を言われてもキレたりはしていません。

三井に説教されて「あーもう、うるさいなぁ!」って怒る事はあっても本気でキレる事はありません。

宮城リョータは同じ「フラレ仲間」として仲が良いとは言え、序盤の桜木からすると信じられないぐらいバスケットについてのアドバイスは聞いています。

また「メガネ君」こと木暮公延に対しても同様に大なり小なりの敬意が見れます。陵南戦の「引退が伸びたな」の一言からも、桜木の中で大なり小なり「ゴリやメガネ君のために」プレイをしていた事が垣間見れます。

海南戦での涙の真意

序盤こそ桜木は「天才バスケットマン・桜木」を証明するために流川楓をライバル視して張り合ってプレイしていますが、湘南戦で一定の活躍を見せた事で「自分を大きく見せる事」に対しては一定の満足を見せています。

何より海南戦で負傷交代した赤木剛憲が控室で彩子にだけに語った「骨が折れてもいい…歩けなくなってもいい…!! やっとつかんだチャンスなんだ…!!」の一言で、意識改革が起きます。

見栄を張る事をやめて「自分が出来るプレイ(武器)で勝負する」「ゴリの穴は(最も体格が近く、プレーを教わっている)俺が埋める」と覚悟を決めてプレイします。

事実その後のプレーでは桜木は「ゴール下のキングコング(赤木の異名)・弟!」と叫びながらプレーしたり、赤木の真似をしてプレーしています。

初心者とは思えない、類まれな身体能力を活かして活躍しますが、最後の最後のワンプレイでリバウンドに成功した後のパスをミス、ボールを敵に渡してしまいます。

素人でもなければ絶対やらないような凡ミス(と桜木は思っていそう)で、赤木剛憲が「歩けなくなっても良い」と言う覚悟で負傷を押して出て来た試合に敗れてしまいます。

そもそも赤木からは「リバウンドを取ったら全部ダンクだけ狙え、ゴールから遠くて無理なら俺に渡せ、俺が決める」と言われており、桜木はその指示を守るためにゴールから離れた位置でリバウンドを取った瞬間に赤木にパスを渡そうとしています。

普段なら、自分が目立ちたいがために馬鹿な暴走をするようなシーンでも、チームの勝利を最優先に考えて、何より赤木の指示を忠実に守って身を投げ出してリバウンドを取った上でのパスでした。

そこでの痛恨のミス、桜木は涙を流してその場に立ち尽くし、赤木は自分の悔しさを噛み殺して桜木の頭に手を置くと「まだ終わりじゃねぇ、決勝リーグは始まったばかりなんだ。泣くな」とだけ伝えていました。

赤木が自分の悔しさを噛み殺して、深呼吸をしてから桜木を慰めているシーンと、赤木の夢を壊した自分が情けなくて桜木が泣いており、お互いに相手を想っている事が伝わる名シーンだと思います。

桜木から見れば赤木はただの「好きな子の兄貴」でしかなく、最初はただ媚を売ろうとしていましたが、気がつけば自分を叱ってくれて、バスケを教えてくれる本当の意味での兄貴分になっています。

赤木から見れば「ただのバカヤンキー」でしかなかった桜木が、完全に弟分となった瞬間でもあると思います。

影で認め合う流川との関係

流川楓は桜木とは正反対のエリートプレイヤーとして描かれており、桜木が好きな晴子ちゃんが惚れている相手ともあって、桜木に逆恨みで嫌われています。

お互いに喧嘩っ早い事もあり、桜木と流川は反目し合っているように見えますが、実は改めて読むと流川は最初から桜木を結構認めています。

翔陽戦で桜木が初めてダンク決めたにも関わらず退場してしまったシーンでは、自ら声をかけて「惜しかったな。てめーにしては」と憎まれ口のように称えています。

また上記した海南戦後は、桜木に一切声をかける事なく逆に「なんで性格の悪いお前が俺に何も言わねぇ?」と絡まれた際にこのように返しています。

「昨日のてめーは実力の何倍もの働きをした。湘北にとっては計算外のラッキーだ」

「てめーがミスやらかすことぐらい最初から計算に入ってた。別に驚きやしねぇ。お前の実力はまだそんなもんだ。お前のミスが勝敗を左右するなんてことはねー

更に「負けたのは俺の責任だ」とまで語っています。

言い方がめちゃくちゃ悪いので桜木がキレて殴り合いに発展してますが、実際にはこの発言も「お前は実力以上の結果を出して凄く良くやったが、俺が不甲斐ないせいで負けただけで、お前が責任を感じる必要はない」と言う事になります。

途中からは完全に桜木も流川に劣っている事は内心では認めてるんですが、お互いに素直にそういう事は出さないのも良い感じです(笑)

また山王戦でも、背中を痛めて集中力が欠けてきた桜木に「集中力が足りん」とイチャモンをつけてきますが、その際にも「あん時(自分と勝負した時)の方がマシだった。俺に全力を出させたんだからよ」と、さり気に発破をかけています。

その後に限界が来て倒れた桜木を流川が心配そうに見送っているのも、コマが小さいんですが確認する事が出来たりします。

とまぁある意味では桜木と流川でBLが作られるのも納得するような、豪快なツンデレっぷりを実はお互いに発揮してたりします…笑

最強の身体能力を持つ天才

SLAM DUNK 完全版 24 (ジャンプ・コミックスデラックス)

髪を散髪した後の坊主頭の桜木。

桜木花道のモデルは「デニス・ロッドマン」だと言われてまして、同じく身体能力のお化けみたいな選手で、リバウンダーだったようです。

桜木自体も最大の武器は身体能力で、瞬発力とジャンプ力とスタミナが優れている事が作中でちょくちょく表現されています。

パワーとスピードを兼ね備えており、更に誰よりも根性があると言う「テクニックと戦術と経験が備われば化ける」事が随所で表現されています。

またそのテクニックの吸収の速さも尋常ではなく、実は桜木は本人が言う通り「天才」と呼んで遜色ないプレーヤーとして描かれています。

ただ本人が自分で「天才・桜木」と豪語し過ぎるため、流川に馬鹿にされ、赤木にたしなめられる事が多いので「馬鹿」に見える事が多くもなっています。

この辺りのバランスも個人的には絶妙だと思いました。

作中で最終戦となる山王工業戦では、高校トップのプレイヤーである沢北や河田に称賛させる事で、桜木の潜在能力の高さも表現されていました。

「バカヤンキー」→「天才バスケットマン」への変貌の流れは個人的には非常に大好きで、赤木への敬意や、流川への隠れた憧れなど、実に人間味溢れる主人公として最高だと僕は思います。

屈指の名言を残した三井寿

Slam dunk―完全版 (#6) (ジャンプ・コミックスデラックス)

桜木もバカヤンキーですが、ある意味ではもっと馬鹿なヤンキーが三井寿です。

どっかの雑誌で見たんですが、実は三井さんは最初はあんなキャラじゃなくて、本当に宮城をシメに来た嫌なヤンキーの先輩として作られたそうです。

途中であの設定を思いついて入れただけのようで、確かに改めて読み返すと多少の矛盾点や違和感があるのはここだけの話です。

ひねくれて一度はバスケを辞める

僕も馬鹿だったので大好きなサッカーをやらずに中学時代を過ごしてしまいました。

僕自身がそれを凄く後悔してまして「なんでやらなかったんだろう」という気持ちが実に強いんです。

だからこそ三井寿の「バスケがしたいです」のシーンでは毎回涙が我慢出来ません。

マジレスすると、なんでわざわざ宮城と桜木をシメるために赤木(化物)がいる所に乗り込もうと思ったんだとか、なんで安西先生がいる所をぶっ潰そうと思ったんだとか、色々突っ込めるんですが…笑

その辺りはさすがに目をつむった方が良いですよね…ハイ…笑

でも本当に「バスケがしたいです」の回にある扉絵で中学生時代の容姿の三井さんが笑顔でドリブルしてるのは反則ですわ…あれがあるから余計に泣ける…。

馬鹿な理由で大好きなスポーツをやめてしまって、馬鹿な意地で「もうやらないの?」って聞かれても「やらねーよあんなもん」って言っちゃうっての、グレた経験がある人ならわかると思うんですよね…。

常に後悔がついてまわるのが良い

三井寿の何が良いって常に後悔がついて回っている事ですよね…。

最初は多少は自信があったけど、ブランクの重さを実感する度に後悔をしているシーンが印象的です。

陵南戦でも山王戦でも、ブランクの影響で完全にバテてしまっており、その度に後悔が頭によぎっています。

まだ素直になってバスケットをやり始める事が出来たから良いものの、それでも失われた約二年間は取り戻す事は出来ませんからね…。

三井寿を通して「下手に意地を張って好きなスポーツから離れても後悔しかないよ」ってのは知って欲しいなぁと勝手に思います…。

スラムダンクは泣けるスポーツ漫画

僕が個人的に思うのは「スラムダンクは泣ける」って所ですね…なんで泣けるんだろう…笑

三井さんはグレてバスケを辞めていた所を、恩師との再会で「バスケがしたいです」という本音を引き出されています。

対する桜木は山王戦で背中を痛めて、下手したら選手生命にも関わる怪我を負った際に「もうバスケットは出来ないのか?」と言う恐怖を味わっています。

あくまであれは彩子さんの推測であり、無理をする桜木を心配したからこそ「背中の怪我は選手生命に関わるわよ」と言う脅しのような一言を出しただけに過ぎませんが、それだけの怪我をしたのも事実です。

三井さんも、桜木にも共通しているのは「バスケがしたい」(大好きなスポーツをしたい)と言う情熱でして、そこに僕は勝手に共感して涙が出るのかも知れません。

また桜木の「誰にも期待された事がない自分が、誰かの役に立っている、期待されている」事に喜びを見出すのも、僕はなんか共感してしまうんですね…。

だから個人的にはスラムダンクには共感して、読む度に涙を流してしまうんだと思います。

この「大好きなスポーツがしたい」「やめたくない」って気持ちは、スポーツをやった事がある人ならよくわかる感情なんじゃないでしょうか?

その気持ちを揺さぶられる漫画なので、年をとってから読んでも楽しめると思いますし、当然子供が読んでも面白い漫画ですよね。

とりあえず読んで損はありません(笑)

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